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私道持分の相続登記漏れに注意


札幌市中央区にある司法書士平成事務所では、土地や家などの相続した不動産の名義変更手続(相続登記)を数多くお手伝いしています。相続した土地やマンションなどの不動産の名義変更でお困りの方は、お気軽に当事務所にお問合せください。

さて、相続不動産の名義変更(相続登記)といえば、忘れがちなことがありますので、ここでご紹介します。それは「私道持分」についての相続登記です。これはその性質上、札幌よりも札幌以外の方の方が参考になるのかもしれません。


そもそも「私道」はどんなところにあるのか


私道があるのは、公道に面していない奥の土地を宅地にして、家を建てた場合が多いといえます。

たとえば不動産の開発業者が奥行きのある大きな土地を一括して購入し、そこを分筆して、宅地分譲をします。家6軒分を分譲するとなると、その6軒のうち公道に面していない家のために、間に道をつくるのです。その道は、6軒の宅地を購入した人達の共有とするのです。

相続が起こった場合、その私道持分も相続の対象です。単独所有の土地と家については所有権移転登記を行い、私道持分については持分移転登記を行うことになるのです。


私道があるか、調べる方法


私道の有無を調べるには、いくつかの方法があります。

1:共同担保目録を確認する。


不動産の登記事項証明書を取得した際に、その下部欄にある「共同担保目録」があればそれを確認します。

共同担保目録は、簡単にいうと「一緒に抵当に入っている不動産のリスト」です。宅地部分の登記事項証明書を取得して共同担保目録を見れば、私道が一緒に抵当に入っていることがあり、私道持分を認識できます。なお、登記事項証明書はどこの法務局でも取得できます(札幌の不動産の登記事項証明書を、札幌以外の法務局で取得することも可能です)。

2:権利証を確認する


相続した土地・家などの不動産を被相続人が取得した際に発行された登記済権利証をくまなく確認することで、私道持分の存在が明らかになることがあります。

登記済権利証の見るべきポイントは、「不動産の表示」の欄と、「登記の目的」の欄です。不動産の表示欄に、宅地そのもの以外の土地があるかどうか確認してください。そして登記の目的欄が「〇〇持分全部移転」となっていないかどうか確認してください(〇〇持分全部移転となっていると、私道持分がある可能性があります)。

3:固定資産税の納税通知書・課税明細書を確認する


固定資産税の納税時期に送られてくる固定資産税の納税通知書・課税明細書を確認してください(※札幌の場合は、毎年4~5月くらいに送られてきます)。その不動産の表示欄に、私道についての記載がある可能性があります。

4:名寄帳を取得して確認する


簡単に言うと、名寄帳とは、各役所が把握している被相続人名義の不動産の一覧表です。この名寄帳を取得し、不動産の表示欄に宅地以外の不動産がないかどうか確認すればいいのです(なお、札幌の場合は、名寄帳は市役所や各区役所で取得するのではなく、市税事務所で取得することになります)。


私道持分の相続登記が漏れてしまった場合の不利益


私道持分の相続登記が漏れてしまった場合、その宅地は「公道に面していない土地」となるため、売却が難しいことがあります。

また、売却だけでなく、再建築ができないことにもなりかねません。

そして恐ろしいのは、私道の持分があると気づいたときに相続登記をしようにも、それが何世代前の人の名義のままである場合、そもそも相続登記が現実的に難しくなる場合があります。これについては「相続不動産の名義変更をしないデメリット」をご覧ください。


なぜ札幌以外の方の方が参考になるのか


上記で説明したことは、札幌の方よりも札幌以外の方の方が参考になるでしょう。というのも、「私道持分」の相続登記自体が、札幌ではあまりなく、札幌以外の関東や関西の方が多いといえるためです。

札幌で私道持分の相続登記があまりない理由は意外と単純です。札幌は明治の時代に開拓され、その後発展した街であり、都市計画に基づいてつくられた街だといえます。関東や関西のような歴史のある街は、もともと人がいて、自然発生的に街が形成されたのに対し、札幌は計画に基づいてつくられた街なのです。

このようなことから、そもそも札幌には「私道」というものが少ないといえます。道はほとんどが公道なのです。

しかし札幌にも私道がないわけではありません。札幌・札幌近郊の方で相続不動産のなかに私道があるかもしれないと思う方は、当事務所にお問合せください。


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